誤りやすい事例2


©新潟県新潟市神田公認会計士・税理士事務所
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誤りやすい事例②(被相続人と養子縁組を行った孫がいる場合)

 

法定相続人の数(基礎控除)

法定相続人の数とは、民法に規定する相続人の数(相続人のうち相続の放棄をした人があっても、その放棄がなかったものとした場合の相続人の数)をいいますが、被相続人に養子がいる場合の法定相続人の数に含める養子の数は、次のそれぞれに掲げる人数までとなります。

①実子がいる場合・・・1人

②実子がいない場合・・2人

 

状況

私は、祖父の死亡に伴い、祖父の財産を相続しました。なお、私(兄)と弟は祖父と養子縁組を行っており、祖父の相続人は、私の父、私と弟の3人です。

誤り

兄と弟は、祖父と養子縁組を行っているため、民法に規定する相続人に該当するので、基礎控除額欄の法定相続人の数は父を含め3人と記入しました。

正解

兄と弟は、民法に規定する相続人に該当しますが、遺産に係る基礎控除額を計算する際には、被相続人に実子がいる場合は、養子は1人までしか法定相続人の数に含めません。あなたの場合は、父が被相続人(祖父)の実子に該当するので、基礎控除額欄の法定相続人の数は2人となります。

 

 

誤りやすい事例③(生命保険金とともに払戻しを受ける前納保険料)

 

取得したものとみなされる保険金

相続や遺贈によって取得したものとみなされる保険金には、本来の保険金のほか、保険契約に基づき分配を受ける剰余金、割戻しを受ける割戻金及び払戻しを受ける前納保険料で、保険金とともに受け取るものも含まれます。

 

状況

私は、夫の死亡を保険事故として、〇〇生命から死亡保険金1,400万円を受け取りました。また、当該保険契約について、夫が支払った前納保険料150万円を併せて受け取りました。

誤り

第9表の生命保険の受取金額に1,400万円と記入しました。また、前納保険料の払戻金額(150万円)は保険金ではないことから、第9表に記入せず、第11表に記入しました。

正解

みなし相続財産とされる保険金には、保険金ととともに払戻しを受ける前納保険料も含まれるので、第9表の受取金額には前納保険料を加算した金額(1,550万円)を記入します。