自宅兼賃貸住宅の評価


©新潟県新潟市神田公認会計士・税理士事務所
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自宅兼賃貸住宅(建物を自宅と賃貸の両方で利用している場合)については、建物及び土地を利用状況に応じて評価します。

 

例えば以下の場合には

 

・建物は5階 建てマンションで1階を自宅、2~5階を賃貸住宅として利用

・建物の固定資産税評価額が30,000,000円

・借家権割合が30%(原則的に全国一律で30%)

・賃貸割合が100%(すべて賃貸されている場合)

 

建物の評価額のうち自宅部分は次のとおりです。

 

30,000,000円(固定資産税評価額) × 1/5(5階建ての1階部分) = 6,000,000円

 

また建物の評価額のうち賃貸住宅部分は貸家としての評価(貸家の評価額=貸家の固定資産税評価額-(貸家の固定資産税評価額×借家権割合×賃貸割合))になるため

 

30,000,000円(固定資産税評価額) × 4/5(5階建ての2~5階部分) = 24,000,000円

 

24,000,000円 - (24,000,000円 × 30% × 100%) = 16,800,000円

 

となります。

 

またこの建物の敷地について以下の場合に、

 

・宅地が200㎡で通常の評価額が50,000,000円

・借地権割合が60%

・借家権割合が30%

・賃貸割合が100%(すべて賃貸されている場合)

 

小規模宅地等の特例における特定居住用宅地等として適用者が敷地を相続した場合に自宅部分の評価額は次のとおりです。

 

50,000,000円 × 1/5(自宅部分) = 10,000,000円

 

10,000,000円 - 10,000,000円 × 80% = 2,000,000円

 

また賃貸住宅部分について貸家建付地としての評価(宅地の通常の評価額-(宅地の通常の評価額×借地権割合×借家権割合×賃貸割合))の適用及び小規模宅地等の特例における貸付事業用宅地として適用者が敷地を相続した場合には、賃貸住宅部分の評価額は次のとおりです。

 

50,000,000円 × 4/5(賃貸住宅部分) = 40,000,000円

 

40,000,000円 - (40,000,000円 × 60% × 30% × 100%) = 32,800,000円

 

32,800,000円 - 32,800,000円 × 50% = 16,400,000円